お知らせnews

「技術部勉強会」を開催しました。

当社では、技術力向上・技術情報の共有化・技術や技能の継承等を目的に、「技術発表会」や「勉強会」を開催しています。
今回の勉強会は「危険予知活動(KYK)」と「調査孔を利用した被圧水頭観測井設置方法」の2件について行いました。
勉強会には調査課・工務課のほぼ全員が揃い、社長他の役員も出席して畑田機材センター管理棟で開催されました。
KYKでは「災害のない安全作業も成果品質のひとつである」との認識を共有しました。
また、調査業務において現場で把握される地下情報の正確さが命ともいえます。今回のテーマをもとに、被圧帯水層におけるピエゾメーター式に被圧水等を測定する細部技術が確立されました。
最後は社長の講評で締めくくられました。

忙しい業務の合間を縫って開催のために準備した技術部の皆さん、ご苦労さまでした。








日本応用地質学会支部研究発表会で、地下水源調査の事例発表を行いました。

山口市(会場:防長苑)で開催された日本応用地質学会中国四国支部の研究発表会で、当社調査課の辻本浩志が「地下水源調査の事例」と題して発表しました。
発表は、上水道水源となる「取水井」(計画取水量3,000m3/日)の計画に先立って、低コストで高精度の結果が得られるよう独自に工夫された、不圧地下水を対象とした多孔式揚水試験の実施例です。
この試験結果をもとに型式提案し設計した「放射状立型井戸」は、期待に沿った取水性能を発揮すると共に、本井戸の揚水試験で求めた水理定数(透水係数他)が試験段階で得られたそれとほぼ等しい事から、“工夫した揚水試験”結果の再現性も明らかとなりました。
また、発表では地下水源調査に限らず、自然(地下領域)を対象とした調査では定型化された調査手段に終始することなく、創意工夫が求められる事を力説しています。
なお今後の課題として、帯水層の透水性他によって水理解析上の仮想井戸半径を変える必要に対して客観的な決定根拠に乏しい点があります。
そのために、今後数多くのデータを収集し、客観性が得られるよう努めます






引き続いてインターンシップ学生を受け入れました。

当社は、これまでもインターンシップ学生(理系大学生、高専生)を受け入れています。先々月は高松高専から1名、そして今月(9/4~9/15)は香川大学工学部の学生1名が、当社をインターンシップの場に選びました。
インターンシップは10日間と短いものですが、貴重な就業経験となることを願っています。
短期間でしたが、慣れない環境の中でまじめな取り組みを見せてくれたインターンシップ生の諸君に今後の成長を祈ります。