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「四国技術フォーラム’07」in徳島で技術発表を行いました。

四国地質調査業協会の主催による「四国技術フォーラム’07」がアスティとくしまを会場に開催され、当社調査課の谷野宮竜浩が技術発表を行いました。

今回の四国技術フォーラムは4つのセッションに分かれ、全19編の技術発表が行われました。この内「A-1セッション:原位置試験・室内試験・サウンディング」において、「水上からのポータブルコーン貫入試験実施例」というテーマで発表しました。
発表は、主に軟弱な粘性土地盤において用いて得られるコーン貫入抵抗値をもとに経験式から粘性土の一軸圧縮強度が求まる「ポータブルコーン貫入試験」を、ダム湖底の堆積層調査に適用した事例を素材にしています。
発表では、ダム湖上で揺れを生じるフロート台船から水深20mという特殊な条件下で、精度の良い原位置試験を行うために凝らした種々の工夫を述べると共に、「ポータブルコーン貫入試験」に限らず各種原位置試験やサウンディングを行う場合、現場条件が試験基準にあてはまらない場合も多く、このような場合は各試験原理を熟知した上で、基準となる方法のみに縛られることなく柔軟な対応ができる事の重要性を示しました。