日本応用地質学会 令和3年度支部「研究発表会」において優秀発表賞を受賞しました。 (2021.12.20)
令和3年10月29日に開催された日本応用地質学会中国四国支部 令和3年度「研究発表会」において、弊社技術者が優秀発表賞を受賞しました。
-以下表彰委員会総評-
●発表論文テーマ 「鯛釣り文化と海底地形・地質の関係」
●表彰者 谷野宮竜浩(田村ボーリング株式会社)
【表彰理由】
研究の新規性がまず挙げられる。近年、TV番組「ジオ・ジャパン」で「食」と「地質」が取り上げられたように,“文化地質学”の一ジャンルとして位置づけることができ,鯛釣りの漁法と海底地形や潮流との関係を議論している点で,当支部の活動テーマである「地域の自然・人・産業・文化を守る応用地質学」の趣旨に合致し,今後の展開が期待できる。
また,汎用的なGPS魚群探知機を用いることで,瀬戸内海の浅海域における海底測量が十分な精度で行えることを示しており,海底地形の調査方法として簡便かつ有用な手法であることを実証するとともに,今後の技術的な発展も大きく期待できる。
以上の点から,本業績は優秀発表にふさわしいと認められた。